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人を上手に動かす方法(No.200)

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「人を上手に動かす方法とは、
相手のやりたいことを引き出し、好きにやらせることだ!」

 

こんにちは。あらっちです。
今日は相手を上手に動かす方法を話していきます。

 

コンサルタントには、「絶対に提案しちゃいけない」との教えがある。

それは「提案(アドバイス)する」とコンサルタントは失敗するから

 

なぜなら、「アドバイスなんて、みんな聞きたくない」から。

 

「これが正解です」って言われたい人なんか、一人もいない。
「正解はみんな、自分が持っている」から。

 

簡単に言えば「人に対して何かを説教(要求)するのは時間の無駄」なのだ。

 

ではどうしたらいいのか?

 

それは決して他者へ「アドバイス」しないことだ。

 

基本は「あなたの好きなようにすればいい」だ。

 

その代わり、アドバイスを求められたら
「何をやりたいんですか?」と質問ばかりをするようする。

 

要するに「やりたいことだけやってもらう」ようにするのだ。

 

「アドバイス」ではなく「質問」であれば、
相手はこちらを「敵」とは認識しない。

 

だから、コンサルタントはアドバイスせず、
相手に喋らせて聞くだけでよいのだ。

 

そして、タイミングを見て「アドバイス」の話題になったときに、

「なにか不安な点や、手伝ってほしいことはありますか?」と聞くこと。

それでOKなのだ。

 

こうしたアプローチは、もちろん「結果」も良い事が多い。

 

なぜなら、仕事は、「理論」や「正しさ」よりも

「やりたいかどうか」にシフトしたほうが、本人のやる気が伴うからだ。

 

例えば、営業部を強化する場合。
営業マンたちに、「もっと行動せよ」「スキルを磨け」「お客さんに気に入られろ」
上からガミガミ言っても、だいたい何も変わらない。

 

せいぜい、ガミガミ言うやつが敵認定されて、反発されるのが関の山だ。
それよりも「成功している人は何をやっているか」を可視化して、全体に共有する。

 

一人ひとりに対して、欲しがる情報の提供に徹する。
成果のあがってない人とは一緒に考える。
こうした活動のほうが、遥かに効果的だ。

 

数ヶ月もすれば、成果は大きく変わる。

実際、自分で工夫する余地を残すことで、

「どうしたら良いか」
「何が自分に向いているか」
「自分はちゃんとできてますかね」
と言ってくる人は、格段に増える。

 

人間は「説教」では、絶対に、動かない!

なぜなら、「信念」を形成するのは、証拠や数字ではなく「欲求」だからだ。

 

自分の意見を裏づけるデータばかり求めてしまう傾向は、
「確証バイアス」と呼ばれているが、
人間は欲求に基づき、自分の意見を強化する情報をより強く求める。

 

だから人は、「アドバイス」も「命令」も、受け付けない。黙殺する。

 

「やりたいようにやれ」というのは、本質的にはそのようなことであり、
それは「コンサルタントは提案するな」という発言と、根っこは一緒なのだ。

 

だからこそ人を上手に動かすには、
その人のやりたいことを引き出し、好きにやらせること。

 

そしてそれがうまくいくための情報を伝えることだ。

 

ぜひやってみてください。